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日本における研究不正の実例とメディアでの取り上げられ方

榎木, 英介

YAKUGAKU ZASSHI, 2018/04/01, Vol.138(4), pp.459-464 [Periódico revisado por pares]

公益社団法人 日本薬学会

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  • Título:
    日本における研究不正の実例とメディアでの取り上げられ方
  • Autor: 榎木, 英介
  • Assuntos: fabrication ; falsification ; plagiarism ; research integrity ; research misconduct
  • É parte de: YAKUGAKU ZASSHI, 2018/04/01, Vol.138(4), pp.459-464
  • Descrição: 「1. はじめに」近年, 日本人研究者によって行われた研究不正が日本国内のみならず, 世界の研究者たちの知るところとなりつつあり, 日本の研究の国際的信用を低下させている. 2014年に発生したSTAP細胞論文 (のちに撤回) は, 捏造 (fabrication) , 改ざん (falsification) , 盗用 (plagiarism) の特定不正行為 (英語の頭文字をとってFFPと呼ばれる) を含むものであり, 一般のメディアにも取り上げられ, 社会現象となるに至った. こうしたケースが, 世界の研究者にもよく知れ渡っているのである. しかし, STAP細胞のケースは, メディアが筆頭著者の女性研究者の人となりを集中的に取り上げたがゆえに, 一人の個人の問題としてとらえられてしまった. それゆえ, 研究不正が起こる構造的な背景等を真摯に反省する姿勢が, 日本の科学コミュニティ内に起こったとは言い難い.
  • Editor: 公益社団法人 日本薬学会
  • Idioma: Japonês

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