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安山信雄氏臨床経過および病理解剖所見

中島, 幹夫 ; 尾立, 源昭 ; 重松, 授

人工研究会会誌, 1982/03/31, Vol.15(2), pp.85-88

社団法人 日本医学会

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  • Título:
    安山信雄氏臨床経過および病理解剖所見
  • Autor: 中島, 幹夫 ; 尾立, 源昭 ; 重松, 授
  • Assuntos: 尿路結石症 ; 意識障害 ;
  • É parte de: 人工研究会会誌, 1982/03/31, Vol.15(2), pp.85-88
  • Descrição: 故安山信雄氏は, 昭和51年7月尿路結石が原因と考えられる慢性腎不全の状態となった. そのため血液透析を開始し, 以後は外来にて順調に透析を行っていた. 昭和56年3月中頃より, 透析中に意識障害があらわれ, 翌日は回復するという状態をくり返すようになった. 透析前後の血糖, 電解質, 動脈血ガス分析, 肝機能等では意識障害の原因となるような異常所見は特に認められず, 脳波では深い睡眠または意識障害の脳波であったがfocusは不明であった. このような状態のまま昭和56年4月4日永眠された. 病理解剖所見では, 直接死因は肺浮腫であった. 脳にはこの意識障害を説明するような所見はみられず, 膵臓においても, 非β細胞よりなる非機能性膵島腫と診断されたが, これよりも意識障害を説明しうるものではなく, 結局病理学的にも現在意識障害の原因は未解決である.
  • Editor: 社団法人 日本医学会
  • Idioma: Japonês

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